金融インダストリーソリューションに関するサービス
DXC Analyticsでは、ドッド・フランク(Dodd Frank)法対応ソリューションやメール、チャット、音声テキスト、その他ドキュメントなどの非構造化データを対象とした統合コミュニケーションモニタリングソリューション、アンチマネーロンダリング対応ソリューション、加盟店の自動審査支援ソリューション、その他非構造化データを利用した業務支援ソリューションの導入をご支援します。
以下にDXC Analyticsがご提供する金融インダストリーソリューションの例の一部をご紹介します。
① 統合コミュニケーションモニタリングソリューション
統合コミュニケーションモニタリングソリューションは、金融業界に特化したソリューションではありませんが、金融業界のお客様からの引き合いが多いソリューションのうちの一つです。例えば、証券業のインサイダー取引の防止の為に、社内から社外のコミュニケーション(メールやチャットなど)の内容を監視する仕組みが必要な場合や、コールセンターなどで顧客に対して禁止されてている説明を行っていないかを監視する仕組みが必要な場合に、統合コミュニケーションモニタリングソリューションで対応が可能になります。また、特に証券業などでは、企業の非公開情報を知り得る立場にいる引受部門と投資家に銘柄選定のアドバイスをする営業部門の間に情報の壁(チャイニーズウォール)をつくるなど、徹底的な管理体制整備のために対策が必要です。統合コミュニケーションモニタリングソリューションは、所属するユーザーの部門を管理できるので、部門から出てはならない情報を監視する為に部門をまたいだコミュニケーションを監視する事が可能であり、このチャイニーズウォールの対策にも有効です。
コミュニケーションの監視において、全ての社員、協力会社のメールの中身、チャットの中身を参照する事は非現実的です。統合コミュニケーションモニタリングソリューションでは、形態素解析によって、コミュニケーションの内容を分解して蓄積しており、暗語等を含めて監視をしたい単語を登録する事によって、その単語が記載されたコミュニケーションの内容や、その単語に近い意味合いを持つコミュニケーションの内容をスコアリングによって、判定する事が可能です。
図1:統合コミュニケーションモニタリング・ソリューションの概要アーキテクチャ
② 加盟店の自動審査支援ソリューション
カード事業者の加盟店審査には、初期審査と途上審査が存在しますが、特に途上審査において多くの加盟店の現状を再度、審査するには非常に労力が掛かります。DXC Analyticsの加盟店の自動審査支援ソリューションは、一定の審査をスコアリングなどで自動化し、人手で確認が必要な情報のみを人間が判断する事で業務効率化を可能にします。
加盟店審査においては、加盟店のホームページの記載内容をデータとしてクローリングによって収集し、非構造化エンジンに蓄積します。蓄積された記載内容の情報は、形態素解析によって分解して蓄積されており、事前にNGワードを登録する事によって、そのワードや近い意味合いのワードの記載を判別します。さらに、申請情報と比較する事によって、加盟店審査結果をシステム的にスコアリングし、判定する事を可能とします。
図2:加盟店の自動審査支援ソリューションの概要アーキテクチャ
上記以外にも、アンチマネーロンダリング(AML)に対応したソリューション(KYC、取引モニタリングなど)やEnterprise Searchなどのシステムの導入計画や導入も支援可能です。是非一度、お気軽にお声掛けください。